炭水化物が「悪い」のか、その「考え」が元凶なのか
ダンサーの食事カウンセリングや摂食障害治療カウンセリングをしていると、一日に何度も遭遇する考えがあります。
それが、
炭水化物が怖い
というもの。
ある日朝起きたら突然炭水化物が怖くなっていたというわけではありません。
まずは
「炭水化物は太るから」
とか
「糖質は脂肪になるから」
というダイエット的な考えから始まるんですよ。
だからごはんを抜いたり、パンを食べないようにしたり、煮物からじゃがいもだけ抜いたり、甘いお菓子は一切禁止したり・・・
そういう極端な行動に走るわけです。
そしてそれを続けていると、だんだんと主食となる炭水化物のものに対する恐怖心が募ってくるわけです。
『避けている=悪いもの=正体がわからない=怖い』
という図が自分の中で作られてしまいますから。
炭水化物って、私たちの主食になるお米や麺・パン類に豊富に含まれているでしょう。
そもそもなんでこれらが主食なんだと思いますか?
それはね、命をつなぐのに必須だからです。
毎日の生活をしていく上で必要不可欠なエネルギーを与えてくれるものなんです。
脳には糖質が必要不可欠です。
筋肉を培うにも、タンパク質をプロセスするために糖質が必要です。
細胞も組織も、炭水化物無しでは死んでしまいます。
「炭水化物が悪い」から炭水化物そのものがあなたを苦しめているのか、
「炭水化物を悪いとする考え」があなたを苦しめているのか。
どちらなんでしょう?
避ければ避けるほど、この恐怖心は募っていきます。
乗り越えるためには食べることが必要です。
Fumi x