DDD Centre for Recovery

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やけ食いを止めるために出来ること

イライラしてケーキをやけ食いしたり、

ムシャクシャして焼肉をやけ食いしたり、

1人で悲しくなってアイスクリームをやけ食いしたり、

ごくたまに起こるのならあまり問題ではないでしょう。

けど、頻繁にやけ食いをするようになると、それは過食障害一歩手前かもしれない。

このようなやけ食いが起こるのはコーピングスキルが未熟だから。

イライラやムシャクシャや悲しみっていう、負の感情は苦しい。ストレスになる。

だから、逃げ道としてやけ食いがあるわけです。

ただこの「逃げ道」、後から罪悪感がついてきたり、お腹がはちきれそうに痛くなったり、気分が悪くなったり、ココロとカラダに良くないこともついてくる。

ストレス解消のためにやけ食いしたのに、それ自体がまたストレスになる

やけ食いが習慣化するのはこのストレスの悪循環のため。

だからその悪循環なサイクルを断ち切ることが必要なんです。

どんな風に?

それはクライアントの実例を使って紹介します。

学校で友達と喧嘩をしたり、テストの点が悪いと悔しくて家に帰ってからチョコレートをやけ食いしていたAさん。

やけ食いをしても友達と仲直りできるわけでも、テストの点数が上がるわけでもない。

むしろ、仲直りの方法を考えたり、テストの点数をあげるために勉強をする時間をやけ食いで無駄にしてました。

そこでAさんと一緒にプランしたのはこちら:

  1. 学校から帰ったらまずはペパーミントティーを淹れる。

これだけ。

これをAさんは毎日練習したの。

手洗いうがいをするように、毎日。

これね、ペパーミントの香りが気持ちを落ち着けるとかそういう理由からじゃないんです。

チョコレートを食べるっていう行動の前に1クッション別の行動を入れることで、

【悔しい=ストレス=家に帰る=チョコレート】

っていう回路の、

《家に帰る》と《チョコレート》のダイレクトなリンクを遮断することが出来たから。

ペパーミントティを入れる代わりに、『コーヒーを淹れる』でもよかったし、『お気に入りのチョコレートを食べる』でもよかったし、『好きなハンドクリームを手に塗る』っていうのでもよかったの。

そして毎日実践することで、習慣化する。

やけ食いは癖になりやすい。

もしもやけ食いで悩んでいるなら、この方法、試してみる価値あるんじゃないかな?

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