ダイエット業界はリバウンドのメカニズムを熟知している
700億円越えのダイエット産業はどうしてそこまで儲かるのか?
サプリ、プラン、○○制限、○○食事法・・・とにかく色々な「商品」を売り出して、さも痩せることが一番大切なことみたいに消費者を混乱させる。
これを飲んだら痩せる、とか
これを食べたら痩せる、とか
会員になれば痩せる、とか
本当のことを言うと、
ダイエット業界がこんなにも儲かっているのは消費者をリバウンドさせる方法を知っているから
なんです。
ダイエットはリバウンドを招くもの
食事制限というのはリバウンドをするもの。
何故なら人間の生存メカニズムは飢えと戦うように出来ているから。
飢え(starvation)の影響
身体的もしくは精神的な制限があると、体はスターベーション(飢え)・モードに突入します。
これは、少ないエネルギー摂取に合わせて代謝を落として消費エネルギーを抑えるメカニズム。
人間の体は餓死しないために極限まで粘るように出来ているんだけど、それは体の機能を落としながらとりあえず脳と心臓を動かしておくということ。
食事制限をして、エネルギーや栄養が生活・レッスン・踊りに必要な量よりも少なかったら、脳は「食べろー食べろー」っていうメッセージを出します。
普段我慢しているものを食べたくなるのはこのせい。
そして、普段我慢しているものを食べたらどうなる?
罪悪感やストレスを感じるよね。
そしてこの罪悪感やストレスは、「自分はケアするに値しない人間だ」というメッセージにすり替わる。
自分で自分に価値がないってみなすと人は体にとって良いことをしたくなくなる。
だから、食生活が乱れる。
ダイエットサイクルを抜け出すにはダイエットをしないことが必要
ダイエット業界はこのリバウンドのプロセス(別名ダイエットサイクル)をよーく知っています。
だから季節ごとに形や名前を変えて「新しい」ダイエット法を出してくる。
新しいのが出てくるころには、さっき書いた罪悪感やストレスで焦っているころだからこの新しいダイエットに食いつきやすい。
醜い世界でしょう?
私これを知った時も大分いらっとしたけど、それ以上に腹が立ったことがある。
それは、ダイエットや減量を推す企業で摂食障害治療期間に投資しているところも少なくないということ。
それってさー、真面目なダイエッターほどダイエットがきっかけで摂食障害や摂食問題を抱えるようになることを知っているからでしょう?
ダンサーにとって自分の身体ほど大事なものってない。
その大切な大切な身体がこんな酷い業界の餌食になるの、許せないんだ。
だから、Dancers Don't Diet
ダンサーにダイエットは必要ない。
必要なのは、基盤となるシンプルな食事の知識と、環境に臨機応変に対応する柔軟さ、そして自分の身体を大事にするっていうセルフ・ケア・スキル。
これらはDDDのダンサーに特化した食事のオンライン講座で学べることでもあるし、本ウェブサイトのリソースセンターやブログ記事でも無料で学べる。
それをするのは未来あるダンサーを1人でも多くサポートしたいから。
ダイエット業界に騙されないで。