ボディメイクと食事

こんにちは。

ダンサー専門管理栄養士のフミです。

ボディメイクについて、指導者の方から質問をいただきました。

ダイエットをしないことは大切と伝えた上でボディメイクをしたい場合(現状から変化したい)時は栄養をみたした上でトレーニングになりますか?栄養面からアプローチできることはありますか?

ボディメイクって元は筋力トレーニング全般のことで、必要な個所の筋肉を強化するというものだったんですけど、今ではダイエットの類義語みたいになっていますよね。

ここではどんな「ボディメイク」を指しているのかは分かりませんが、筋力をつけたい場合は栄養面からアプローチできることはあります。

もしもこれが痩せるためのボディメイクを指しているなら、言葉をかえたところでダイエットが危険なことにはかわりはありません

さて、では筋力トレーニングのために有効な食事のとりかた。

ジムとかでは「筋トレしたらすぐにプロテインを飲まないとダメだ!」みたいに言われることがあると思うんですが、その情報は一昔も二昔も前のものです。

一日を通してタンパク質をとること

一日を通して炭水化物をとること

この2つがカギ。

だらだら食べるというのではなく、リズムよく間隔を空けた食事や間食ごとに適度なタンパク質と炭水化物(食事には最低お茶碗1杯分のご飯が必要だよ)をとることが筋肉をつけるために最適だというデータがあります。

プロテインばかりに集中する人が陥る間違いってね、炭水化物を敵対視して、摂らないようにして、結局エネルギー不足に陥っちゃって、体の代謝が落ちて、いくらトレーニングしても筋肉・筋力がつかない・・・・っていうもの。

エネルギー・栄養が満たされていない状態では、自分のベストを出すことは不可能です。

車にガソリン入れないで走れって言っているようなもの。

(無理でしょ?)

何が目的であろうと、「どうしたら減らせるかな?」と考えている内は食事を十分にとることに抵抗が生まれます。

代わりに、「どうしたら満たされるかな?」と考えて。

満たされたカラダは、集中力もあり、思考力もあり、体力もあり、やる気もあり、柔軟な対応力もあります。

Fumi x

Fumi Somehara

Fumi is the Founder and Principal Dietitian of DDD Centre for Recovery. Her expertise is in Dance Nutrition and Eating Disorders Treatment. She is passionate about supporting individuals to nurture respectful and compassionate relationships with their food and body.

https://dddcfr.com.au/fumi-somehara-bio
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