コンクールに向けた食生活準備・その1
7-9月は日本ではコンクールシーズン。
気付けばいつも以上にレッスンに追われて・・・という光景があちこちで見られる時期ですね。
せっかくのレッスン、どうせなら最大限身になってほしい。
だから、エネルギー補給にも時間を作ってあげよう。
コンクールやコンサートの大事な舞台で万全のコンディションで踊れるように、自分の体にベストなエネルギー補給法を本番1-2か月前から準備するのがスマートです。
今が色々始めるグッドタイミングというわけです。
この準備期間に自分の体を知って、踊りをサポートする食事を練習します。
当日の流れをイメージして、それに応じてエネルギー補給するタイミング・量・質を試していくの。
食べることを最初からスケジュールに入れておけば、エネルギー切れになることもなければお腹の調子が変になることも無いから安心だよね。
まずは、基本的な2つのポイントをチェックしましょう。
1.舞台は何時?
舞台の時間が食事の時間と重なる(もしくは近い)場合、その部分の食事は分食にしたりして、エネルギー補給と消化吸収のバランスをとりたいよね。
ごはんを食べて、胃で分解して、腸で吸収して・・・って考えると、お腹・口に入れるものは舞台に立つ3時間前までは食べ物、2時間前までは食べ物か飲み物、1時間前(かそれよりも短い時間)は飲み物が最適。
例えば舞台が午後1時の場合・・・
朝は普段通りで大丈夫。しっかりと食べてね。
お昼は、普段通り(主食・主菜・副菜の作りでしっかりと)食べると消化が間に合わないだろうから、11時ごろ軽くおやつを食べる。
12時ー12時半頃に水分補給。
舞台後にまた軽くおやつを食べて水分補給。
夕飯は普段通りでOK。
2.おやつを考える
おやつというと甘いお菓子をまず想像するかもしれないんだけど、それだけじゃなくて「ミニ食事」っていう考え方も持ってほしいな。
そうすれば分食もしやすいよ。
(分食=一度に食事を全部とるんじゃなくて、小分けにしてちょこちょこ食べること)
お手軽なのは例えばおにぎり、バナナ(果物)、ミニ・サンドイッチ、ヨーグルト、海苔巻き(海苔無しの方が歯につく心配減るけどね!)・・・などなど。
舞台直前のおやつは油っこくないほうが胃に負担がかからずにお勧め。
脂はタンパク質・炭水化物と比べて分解されるのに2倍近く時間がかかるので、踊りにいくはずのエネルギーが脂の分解にいっちゃうのは、大事な舞台ではあまり有難くないもんね。
ダンサーの食事に特化した栄養学とボディケアは、DDDのオンラインワークショップで学べます。
詳細はこちら。