言って良いこと悪いこと
意図していなくても、自分が発信した言葉やメッセージが相手にネガティブな効果をもたらしてしまうことは沢山あります。それは必ずしも言った本人が悪いということではありません。
よく、「ダンサーの自己肯定感を上げる言葉掛けってどんなのがありますか?」や、「摂食障害治療中の生徒にはどんな声掛けがいいんでしょう?」と聞かれることが多いのですが、もちろん何を言うかは大事。でもね、どんなことを言わないか、の方が大事なこともある。言うことではなく、言わないことで、その人の本質が見えてくることがある。
「痩せたね」は褒め言葉じゃない
休み明けによくあることってなんでしょう?
それは、 体重や体型に対するコメント 。
痩せた太ったっていうのを挨拶代わりにしている人の多いこと!
自己肯定感に悪影響なので、止めましょう。
食べて痩せれば問題なし?
「すごーい、(そんなに)食べても太らないんだね!」とか、「そんなに食べたら太るわよ!」というコメントは、食べる力を奪います。このようなメッセージが蔓延すると、ストレスなどに対応するコーピングスキルが食事制限または過食、もしくは体重コントロール、という乏しいものになります。ダイエットのサイクルから抜け出せなくなってしまいます。自分の言動に注意を払ってみませんか?