
ファスティングはダンサーにとって良いこと無し
ファスティングやデトックスは栄養失調を招くことで一時的に体重を落ちたように錯覚するだけです。摂取量不足が続けば身体は代謝を落として消費エネルギーを抑えようとします。そうすると骨や筋肉、ホルモンバランスなどにも悪影響が起こります。身体には腎臓と肝臓という、ナチュラルにデトックスの役割を担ってくれる臓器があるのだから、変な商法にだまされないで。

やけ食いを止めるためにはコーピングスキルが必要
ごくたまに起こるやけ食いであれば害はないかもしれないけれど、頻繁にやけ食いするようになるとそれは過食性障害の一歩手前かもしれません。やけ食いが起こるのは、コーピングスキルが未熟だから。ストレスに対するコーピングを培えば、自然と治せるようになります。



夜遅くには食べない方がいい?
ダイエット本などによく出てくる、夜の何時以降は食べないっていうルール。これほど人間の体のニーズを無視したアドバイスってないと思う。寝ている時でも身体はエネルギーを必要とします。エネルギー不足の状態で寝てしまっては、身体的向上どころかリカバリーすら出来なくなってしまいますよ。

炭水化物が悪いのか、それともその考えが悪いのか
炭水化物が「怖い」。それは「炭水化物は太るから」や、「糖質は脂肪になるから」というダイエット的な考えから生まれます。もしも本当に身体にとって悪いものなら、そもそも主食として成り立っていないはずです。「炭水化物が悪い」からあなたを苦しめているのか、炭水化物は悪いという「考え」があなたを苦しめているのか、どちらなんでしょう?

過食の起因は制限にある
過食が起きる理由は2つあります。1つ目は、ダイエットなど何らかの制限を自分に課していること。2つ目は、コーピングスキルの欠如です。
過食をしている人は、罪悪感や羞恥心から、周りに相談するのを躊躇うため、1人で抱え込んでいることも多い。 でもね、過食は意志の弱さから来るものではないんです。
根本的な問題があって起こるもので、それに対処するスキルを身につければ治せます。

スタジオで生徒の体重を計るべき?
スタジオで体重は計るべきではありません。
すごく正直な話、スタジオで体重を計るということは、大きい(もしくは体重が増えてきている)生徒を咎める・たしなめる目的がありませんか?
「今までもやってきたから」や「私もそうやって教えられたから」とかいう理由は直ちに捨てて、体重測定というものを見直してください。