摂食障害って何?【3】早期発見&治療について
ダンサーの8人に1人は摂食障害を患っています。
いくら気を付けていても交通事故にあう確率がゼロではないのと同じように、ダンスの世界にいたら摂食障害を患う確率はゼロではありません。
指導者や保護者はもしもの時のために早期発見や治療についての知識を身につけておきましょう。そうしたら、ダンサーの将来も健康もキャリアも守ってあげることが出来ます。
First, Do No Harmという教え
訳すと、「まず、害を与えてはならない」。
摂食障害予防の観点からいうと、例えば摂食障害高リスクにある人(ダンサー、フィギュアスケーター、ジェンダーダイバース、そしてニューロダイバースな人達など)と接する場合またはその人達に対して情報発信する場合、摂食障害のリスクをこれ以上上げるような情報や言動をしない、ということ。
とても道徳的な教えだからこそ、今の時代に必要だと思いませんか?
ストレス対処法:コーピングスキルの培い方
コーピングスキルとは、ストレスに対応・対処する方法のこと。コーピングスキルを種類豊富にもっていると、ストレスと上手に付き合えるようになります。食事の問題がある人の多くは、コーピングスキルが未熟です。今日から出来るコーピングスキルの培い方をシェアするので、是非実践してみてください。
摂食障害の基礎知識【4】治療
摂食障害基礎知識シリーズ最後は、治療について。摂食障害はなりたくてなる病気ではありません。遺伝的要因があるため、予防法を取り入れていても発症することだってあります。そのもしもの時のために、治療についての知識を身につけておきましょう。
どうしたら体重を増やせる?
体重が著しく低下、もしくは成長期なのに体重が増えないというのは、身体からの危険信号。成長期の場合十分な成長が出来ないし、大人の場合月経や骨密度に影響するし、放っておくと脳も萎縮してしまいます。この場合「食べれば済む話じゃん」って思う人が多いんだけど、それが出来ればまず問題になっていないんだよね。効果的なのは4つのステップをとって、少しずつ増やしていくこと。