言って良いこと悪いこと
意図していなくても、自分が発信した言葉やメッセージが相手にネガティブな効果をもたらしてしまうことは沢山あります。それは必ずしも言った本人が悪いということではありません。
よく、「ダンサーの自己肯定感を上げる言葉掛けってどんなのがありますか?」や、「摂食障害治療中の生徒にはどんな声掛けがいいんでしょう?」と聞かれることが多いのですが、もちろん何を言うかは大事。でもね、どんなことを言わないか、の方が大事なこともある。言うことではなく、言わないことで、その人の本質が見えてくることがある。
自分を卑下して何の意味があるんでしょう?
特にアジアの文化では自分を卑下することが美徳とされていますね。でも自分を卑下することで、自分にどんな影響があるんでしょう?自分を卑下することで自己価値が下がることはあっても上がることはないはずです。自分を否定するということは、認める余地も改善する余地も与えないということですから。
ダイエット以外の自分磨き
ダイエット=自分磨き、という風潮がありますが、自分の身体を栄養失調状態にもっていくことの何がどうして自分磨きになるのでしょうか。意味、はきちがっているよね?なので今日はダイエット以外の自分磨きについて、今日から実践できることを5つシェアします。
ダンサーだから食べるということ
1月13日でゲストトークをしたイベントのビデオが出来ました!「ダンサーだから食べるということ」と題して、 self worth (自己価値)をテーマに食事とボディイメージそしてダンサーとの関係をお話しさせていただいたので、参加できなかった方はビデオを見てくださいね。
自分を認めることは諦めることじゃなくて責任を持つということ
自分を認めるっていうことは、今の自分が精一杯のケアを受ける価値があるって認めること。それは、質の高いレッスンを受ける価値。しっかりと寝て体力を回復する価値。十分に食べて身体を育ててあげる価値。自分の身体を守る価値。分からないことは質問をして、ダンスに対する理解を深める価値。諦めることとは正反対です。
食べて痩せれば問題なし?
「すごーい、(そんなに)食べても太らないんだね!」とか、「そんなに食べたら太るわよ!」というコメントは、食べる力を奪います。このようなメッセージが蔓延すると、ストレスなどに対応するコーピングスキルが食事制限または過食、もしくは体重コントロール、という乏しいものになります。ダイエットのサイクルから抜け出せなくなってしまいます。自分の言動に注意を払ってみませんか?
摂食障害予防はまず「体重・体型」と「自分」を切り離す
「痩せればもっと自信がもてるのに」「痩せればもっとお洒落出来るのに」「痩せれば成功するのに」「痩せれば人に認めてもらえるのに」・・・そのような考えに支配されるようになるのは、今の世の中やバレエの世界では当たり前なのかもしれない。でも、ちょっと考えてほしい。それは、本 当 に そうなの?