
ダンサーの貧血と鉄分不足問題
ダンサーの3人に1人が鉄分不足だというのは知っていましたか?鉄分不足だからといって必ず貧血になるわけではないし、全ての貧血が鉄分不足によるものではないんだけれど、特にダンサーやアスリートは鉄分不足に陥りやすいし、そこから貧血につながることも多いんです。主な原因となるものは3つあります。どれか当てはまるものはありませんか?

ダンサーを摂食障害から守る方法
ダンサーの道を選ぶ人ほど摂食障害になりやすい要因をもちあわせていることが多い。ダンサーやダンス関係者で「うちには摂食障害になる子はいないから」と思っているなら、それは「うちには足首・膝の怪我をするダンサーはいないから」と言っているようなもの。

ダンサーが他よりも摂食障害になりやすい理由
摂食障害というのは、食べ方に症状が現れる神経性の疾患そして代謝異常。最大の要因は遺伝子で、そこに性格や性分、社会環境などが複雑に重なりあって発症するものです。ダンス特にバレエは高リスクに分類されてるため、正しい知識を身につけて予防をすることが大切です。
正しい知識はダンサーを救う
栄養士は「食べることのプロ」として人の身体を大切にする、治療する、そして守るのが仕事だと私は思っています。正しい知識があれば、ダンサーはケガは防げるし、ココロもカラダも毎日気持ちよく踊れるし、ダンサーとしてのキャリアだけじゃなくてその後の道だって広がります。

食事でケガは予防できる
ダンサーのケガを予防する物事トップ5。栄養(と休養)はそのトップ5の内の1つに入っています。食べなければいくらトレーニングを積んだところで体は作られないし、特に思春期の場合は成長にも影響が出る。食事の基礎をおろそかにしなければ難しいことはありません。

ダンス学校で食事指導すると起こる良いこと3つ
ダンサーの多様化が進む中、そしてテクニックがより高度になっていく中、ダンスレッスン《外》での教育がダンサーのレベルアップのために重要になってきます。「これを食べなさい」という指導よりも、身体をケアするという意味をもった食事の仕方や向き合い方を話し合うことで、ダンサーの自立を促せるのです。

スタジオで体重を計るべきか否か
スタジオで体重は計るべきではありません。すごく正直な話、スタジオで体重を計るということは、大きい(もしくは体重が増えてきている)生徒を咎める・たしなめる目的がありませんか?「大きい・太い・重いダンサーを見つけて減量させよう」という目的のもと、実施されているのがほとんど。これは、ダンサーにとってもスタジオにとってもマイナスなものしか生みません。

ローザンヌのヘルスポリシーを見てみよう
ローザンヌの裏(ポリシー)側のお話しです。ローザンヌが最初に開かれたのは1973年。その役30年後の2000年に、ヘルス・ポリシーが確立されました。それはダンサーが健康体を維持することがキャリアを積んでいく上で絶対的に必要だという理解がやっと浸透しはじめたから。